異業種から介護業界への転職を考えている場合は、あらかじめ幾つかのコツを把握しておくことが肝心だ。まずは、どのような職場を希望するのか、明らかにしておくことが必要だ。なぜなら、介護業界には、さまざまな職場が存在しているためである。老人ホームやデイケア、特別養護老人ホームなど、介護施設によってそれぞれ特徴が異なるので、十分に気をつけよう。

　まずはそれぞれの違いを理解して、自分に最適と思われる職場を見つけるようにしてほしい。また、介護施設の他にも、訪問介護事業所に登録してホームヘルパーとして働く方法もある。利用者の自宅を訪問するため、運転免許が必要となるので、細かい点も事前に確認しよう。

　さらに、介護業界に転職する場合は、理想的な勤務スタイルを明確にしておくこともポイントだ。介護業界では、それぞれの職場によって勤務スタイルが大きく変わるからだ。特に、プライベートを充実させるような転職をしたい方は、勤務スタイルを慎重に見比べることを忘れてはならない。日勤だけではなく、夜勤が必要な職場もあるので、条件を必ずチェックしよう。

　上記以外にも介護業界では、正職員ばかりではなく、パートやアルバイトなどを募集している職場も多い。そのため、プライベートな事情でパートやアルバイトが望ましい場合は、勤務スタイルの条件を絞って職場を探してみても良いだろう。求人情報には、残業の有無を明記している職場もあるので、正式に申し込む前に求人票の中身をしっかり確認して、気になる点は問い合わせてみたり、面接時に質問するようにしよう。